水の森美容外科 10周年記念特設サイト

2006年2月・名古屋院開院 水の森美容外科 10th anniversary 10周年記念特設サイト

水の森美容外科 開院10周年を迎えて

~ごあいさつ~

早いもので、水の森美容外科も沢山の患者様に支えられて、今年で開院10周年を迎えることができました。
これも患者様・スタッフ・その他支えてくださった沢山の方々のおかげと、心より感謝しています。
開院当初より、営利目的の不必要な治療は行わないという診療体制を貫き、ここ数年で患者様だけでなく業界の医師の中でも水の森美容外科の診療体制は大分浸透してきたように思われます。
この度、10周年という節目ということもあり、水の森美容外科の開院から今に至るまでのヒストリーを述べたいと思います。

2006年2月 第一院目となる名古屋院を開院

現状の美容外科業界は営利目的の要素が強く、正しく技術を習得していない医師が沢山診療に従事していたり、不必要な治療が進められているケースや、効果の出ない治療が魅力的なキャッチフレーズで広告宣伝されていたりする事が、多くのトラブルに繋がっているようです。そのため、社会的にも不祥事が多く、まだまだ認められていない部分も多いように感じます。
当院では正しく技術を習得した医師が患者様の為に技術を応用することで、患者様が安心して治療を受けられるよう診療に従事しております。同時に業界全体が患者様にとってより良い方向へ変わっていくように情報発信をしております。
今では沢山の患者様や、働きたいという医師が評判を聞いて集まって来てくれるようにもなりました。今後、水の森美容外科が情報の発信源として、業界全体が社会的にも認められるように業界再編していくことが、私が生涯をかけて行いたいものです。
何故かというと、私自身この仕事が大好きで、自分の大好きな仕事が社会や周囲の方々へ、誇れるものでありたいと思うからです。

「初めから信念があったわけではなかった」

診療を始めた頃は業界をより良いものに変えていきたいなどという大そうな発想はなく、自分のクリニックを軌道にのせることで精一杯でした。
私自身、医師の家系に生まれたので、医師という仕事は尊厳のある仕事であるという意識は強く、美容外科という道でも営利目的の商売じみた医療を行う選択はありませんでした。
数多くの患者様に来院して頂くために、価格は安く設定しました。価格設定は安くとも、どの治療も決して妥協することなく行いました。その為、比較的早い時期からクリニックは軌道に乗り、今となっては当時の価格設定は功を奏したように思います。
開院してからの私の手術件数は膨大な症例数となり、様々な患者様の意見を取り入れ、日々手術に工夫を加えていきました。医師の技術は職人の世界ですから、やはり数をこなしてなんぼです。その結果、気づくと精度の高い技術に達していったような気がします。
手術とは別に決して崩さなかったのは診療姿勢です。患者様に必要のない、営利目的と言われても仕方がないような治療は決して行わず、時にはカウンセリングだけで治療をお勧めしないケースも沢山ありました。周りから見て報われないような仕事をしているようでも、そういった診療姿勢が評価され、沢山の患者さまが来院してくれるようになったのだと思います。この頃から、自分の診療体制や技術に確信が持てるようになってきました。

「芽生えてきた感情」

「正しい技術を患者様の為に応用する」こういった診療体制に確信が得られるようになり、水の森の診療を沢山の患者様や医師に伝えていきたいという感情が芽生えてきました。
元来より、美容外科業界は営利目的の要素が強く矛盾を感じておりましたし、自分の診療スタイルを広めることで、業界自体も変えられるのではないかと思うようになったのです。
私は、この世に生まれてきたからには、何か自分の生きた証を残したいという考えが強く、この頃になってそれがようやく見つかりました。
幼少期からの色々な事を振り返り、私の人生はここに行き着くためにあったのではないかと思っています。

「そんな簡単な事ではなかった」

水の森美容外科の診療を広めるには、私の診療コンセプトに賛同してくれる医師を見つけなくてはならなかった。
現実、美容外科を志す医師にはモラルが欠ける医師の割合が多く、楽そう、儲かるなどの安易な発想の医師が多いという現実がありました。
実際、私も勤務医時代に数多くの美容外科医と接する機会がありましたが、大半はお金や売り上げの話ばかりする医師が多く、医療というものに向き合っている医師は、あまりいませんでした。
そんな中で、私のところで技術を学びたいという医師が現れました。
当然採用し、一生懸命技術や診療理念を伝えました。
ところが全く手術は覚えない、診療姿勢には共感しない、苦悩の日々が続きました。
今思うとその医師は、私を利用してクリニックを創設して院長をやりたかっただけだったのだと思います。
結果、私はその医師の為に創設したクリニックを受け渡す羽目になってしまいました。
私のコンセプトに共感し、同志となってくれる医師を見つける事は、そんな簡単な事ではなかった。

「一つの出会いがきっかけとなった」

諦めていた頃、一人の医師から面接の希望がありました。私は、いつも通りクリニックの想いや将来的な構想、医療技術等について話をしました。その医師も、感銘を受けてくれたようで入職が決まりました。その医師とは、今の大阪院の院長である田川医師です。
正直、前回の例もあるので、駄目なら駄目でしょうがない位の気持ちで採用したのですが、これまたビックリ若いころの私以上の熱心さで、私の思想にも大変興味をもってくれました。美容外科を志す医師にもこういう医師がいるという事に改めて確信しました。私の持っているすべてのノウハウは彼に伝えました。この出会いを機に、当院での入職希望の医師は少しずつ増えていきました。
美容外科の仕事をただの商売と考えずに、誇れるものでありたいと考える医師は決して少なくないという事がわかりました。当時、医師の求人では広告力の差もあり、目にするほとんどが大手の求人でしたが、当院でも少しずつクリニックの規模が大きくなるにつれ、情報発信力も増して、美容外科を志す医師たちの目に留まるようになってきたのです。
医師達の中にも、情報収集しているうちに、大手の診療体制に疑問を持ち、当院に問い合わせしてくる医師がとても増えてきました。

「同じ志を共有した医師集団は強い」

水の森美容外科の最大の強みは医師の質の高さにあります。
当院では一人一人の医師に技術のノウハウや診療理念を、時間をかけて伝えていく為、何人もの医師を一気に増やすことはできません。
その為、急激にクリニックを展開していくことはありませんが、育った医師が又医師を育て、同じ志を持つ医師達が同志となり増え続けております。
こういった医師の集団であることが、水の森美容外科の最大の強みであります。
当院で育成した技術力の高い医師が沢山の患者様と接していくことで、患者様方に正しい医療知識を普及させると共に、満足度の高い施術のご提供をさせて頂ければと思います。